2014年に劇場公開された、下手大輔監督の長編デビュー作「はなればなれに」の劇場公開版(86分)より14分長い別バージョン。2012年・第25回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門に正式出品され、同映画祭でのみ上映されたバージョンで、主人公3人の心情やエピソードをより深く描写。ラストも14年劇場公開版とは異なっている。東京を飛び出し、海辺の閉鎖された旅館で共同生活を送ることになった3人の男女の心の距離感を、最小限のセリフと音楽、長回しの撮影などでシンプルに描いた青春群像劇。